東遊歌風俗歌

東遊歌風俗歌

あずまあそびうたふぞくうた

 

本書は前半に東遊歌、後半に風俗歌26曲を収録している。東遊歌・風俗歌とも宮廷歌謡の一種だが、風俗歌をこれだけまとまって収録した古写本は珍しい。装丁は表紙・見返しとも「東遊歌神楽歌」(平安後期/重要文化財)と同意匠で、さらに鍋島家本催馬楽譜(国宝)に次いで古い天治本催馬楽抄(東京国立博物館所蔵)とも近似している。江戸後期の国学者・高田与清の『楽章類語鈔』の記述によれば、この3本と同系統の古写本が京都の堂上家にまとまって保管されていた様子がうかがわれる。

平安時代後期


竪27.5cm 横728.4cm


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