収蔵品紹介

能面 若紫女(折紙添)

のうめん わかむらさき(おりがみそえ)

源氏の君がまだあどけない紫上の表情に、慕わしい俤をみいだす。「若紫」はその出会いを記す巻名。その名を持つこの面は、幼さの残る紫上の面差しを写そうとしたものであろうか。面裏右頬には金漆で「天下一人作者 出目法眼若狭大掾入道 従五位下」左頬には「小山氏藤原政長(花押)藤原壽満(花押)」とある。そして面裏中央には「天下 写顔 八面 若紫女」と書かれ、「春日野の若紫の摺衣しのふのみたれかきり知られす」と記される。また、壽満の筆跡による折紙が二種。一種は証文、もう一種は伝来が記されている。

(折紙)享保18年(1733年)


面長21.4cm 面巾13.6cm 面奥6.6cm

掲載図録

●「大名から侯爵へ ―鍋島家の華」(平成19年)


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