収蔵品紹介

村梨子地葵紋散葵唐草蒔絵沈割箱

むらなしじあおいもんちらしあおいからくさまきえじんわりばこ

香りを楽しむため、香木を細かく割る鉈や鋸、槌や盤といった道具を、印籠蓋造二段重箱に納める。盤上には香木を割った鑿跡が残されており、実際に使用されたことが分かる。箱から小道具に至るまで、村梨子地に葵紋と葵唐草模様を金や青金の平蒔絵であらわしている。このことから、10代鍋島直正の正室である盛姫(11代将軍徳川家斉女/1811−47)の婚礼道具の一つと考えられる。

江戸時代後期(19世紀)

盛姫(10代鍋島直正 正室) 伝来
竪36.5cm 横30.5cm 高さ19cm

掲載図録

●図録「初春 ―祝いと香り」(平成21年)


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