収蔵品紹介

菊御紋鳳凰付御盃・玻璃コップ・銀盃

きくごもんほうおうつきおさかづき

明治25年(1892)7月9・10日、永田町鍋島邸(現在の首相官邸一帯)新築落成祝いのための明治天皇、皇后の行幸啓の際に下賜された品。盃は薄手の白磁に金彩で菊御紋、鳳凰をあらわす。玻璃コップはカット技法で切子の面をつくり、胴部中央に菊御紋をクラヴィール技法であらわす。三枚一組の銀製盃は見込みに毛彫で唐草文様をめぐらし、三方に菊御紋を配す。この日鍋島家では新築の西洋館・日本館において御能、相撲、柔、剣術、琴演奏、手品等の余興を披露している。

明治時代

11代鍋島直大  伝来
(玻璃コップ)高12.4cm 口径9.1cm 底径7.4cm

掲載図録

●図録「侯爵鍋島家と東京」(平成28年)


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