収蔵品紹介

鬼丸聖堂の聖像

おにまるせいどうのせいぞう

佐賀城の南西に位置する鬼丸聖堂に安置されていた孔子倚座像・顔子立像・不詳立像の三体。孔子像は銅製の倚座像で全体に極彩色が施され、弟子2躯は木造で厚く胡粉をぬり彩色を施す。従来、3像の制作年は『綱茂公御年譜』の記述より鬼丸聖堂が城内から移建された元禄年間とされていたが、胎内蔵の紙片銘により、弟子2躯は宝暦12年(1762)の作ということが判明した。鬼丸聖堂は弘化3年(1846)に取り壊され、この3体と天縦殿扁額は藩校弘道館に安置された。江戸時代における佐賀藩の学問の精神を今に伝える資料である。

宝暦12年(1762) 江戸時代
不詳/水谷作之進

(孔子)像高62.0cm (顔子)像高60.0cm

掲載図録

●図録「御城下絵図を読み解く」(平成22年)


掲載図録はこちら(●図録「御城下絵図を読み解く」(平成22年))

  • 収蔵品トップへ
  • 収蔵品一覧へ
  • 前の収蔵品へ
  • 次の収蔵品へ

ページ上部へ戻る