収蔵品紹介

銀製葵紋入加銚子・長柄銚子

ぎんせいあおいもんいりくわえのちょうし・ながえのちょうし

酒を注ぐのに用いる銀製の器。魚々子地に大きく葵紋を配し、土坡に岩、松竹と鶴亀の吉祥模様と唐草模様を彫り表す。付属の箱には「正月用」との貼紙墨書がある。柄の部分の装飾の様子から当時の包み方や折形を知る好例といえる。10代藩主鍋島直正の正室である盛姫(11代将軍徳川家斉女、1811−1847)あるいは継室である筆姫(田安徳川斉正女、1830−1886)の婚礼道具の一つと考えられる。

江戸時代(19世紀)

10代鍋島直正夫人 伝来
(加)総高32cm (長柄)口径16cm 長50.5cm


  • 収蔵品トップへ
  • 収蔵品一覧へ
  • 前の収蔵品へ
  • 次の収蔵品へ

ページ上部へ戻る