江戸時代の約260年にわたり佐賀藩を治め続けた鍋島家。幕末には10代藩主鍋島直正公のもと財政再建や殖産興業、西洋科学技術の積極的な導入が行われ、佐賀藩は一躍雄藩となりました。そして11代直大公の時代に明治維新を迎え、侯爵を授かり皇室の藩屏となりました。
徴古館では、鍋島家に伝わった様々な時代・分野の歴史資料や美術工芸品を鍋島家の歴史とともにご紹介いたしました。
(会期中に展示替えを行いながら、165件の資料を公開しました。)
染付松竹梅文大壷
色絵麦に雀文花瓶
貢姫宛て鍋島直正書簡
禾目天目茶碗
鉄絵染付大根文茶碗
女房三十六人歌合
三十六歌仙絵
代々集巻頭歌
鍋島栄子 仮装舞踏服
鍋島直大 仮装舞踏服
ボンボニエール
黄銅製耳木菟形壷
菊御紋付桑煙草盆
神ノ島・四郎島
牙彫鹿背仙翁置物
鉄釉茶入
脇差 無銘
小鳥置物
青磁水指
金魚文七宝花瓶
備前焼大茶入
脇差 銘 「近江大掾藤原忠広」/鹿皮巻脇差拵
佐賀藩三重津海軍所絵図
蒸気船雛形(外輪船)
金銅製花唐草模様
飴釉茶入
鍋島栄子所用 簪
溜漆塗菊に萩蒔絵硯箱
銀製枯木眠鳩御棚飾
鍋島栄子 夜会服
カノン砲雛形
佐賀藩精煉方絵図
菊御紋付秋海棠模様
青磁肩衝茶入
琵琶 銘 宮島
築地反射炉絵図
鍋島直正書(新収蔵品)
薩州見取絵図のうち
黒漆塗花枝円文蒔絵
色絵籠目貼付龍文香炉
北原香菜子さんと徴古館学芸員の
琵琶演奏会&トークイベント
11月2日(日) 11時~/14時~
11代鍋島直大夫人 栄子様所用の琵琶(銘 宮島)の展示に合わせて開催。
薩摩琵琶奏者・北原香菜子さんの演奏と当館学芸員とのトークで、栄子様と琵琶についてご紹介しました。

当日の様子
北原 香菜子さん
(鶴田流 薩摩琵琶)

(左)琵琶を爪弾く栄子夫人(於 永田町鍋島邸)
(右)栄子夫人の琵琶(銘 宮島)
※写真・琵琶ともに公益財団法人鍋島報效会 所蔵