2012年11月 月渚宿雁図

渚宿雁

げっしょしゅくがんず
呂紀 筆
中国・明時代(15-16世紀)  絹本着色
竪142.2cm 横70.3cm

満月の夜、満開の芙蓉と葦の生い茂る水辺につがいの雁や小禽が羽を休める様を描く。画面右上に落款「呂紀」(印)。作者の呂紀は寧波(浙江省)の人で、明代の宮廷画家。字は延振、号は楽愚。装飾的な着色花鳥画に本領を発揮し写生派といわれた。
本図は弘化3年(1846)8月、神野御茶屋が落成した際に、床飾りとして用いるために御道具方より借用した御道具のうちのひとつ。この時は唐物を中心とした書画や香道具など全15件を借用しており、うち香合と香炉が現存している。
 

展示案内

本資料は、第58回展「神野御茶屋 ―殿様の別邸」展(平成24年9月24日~12月1日)に出品しました。