初代 鍋島勝茂

(公益財団法人鍋島報效会所蔵)

初代 鍋島勝茂 なべしま・かつしげ

天正8年明暦3年(15801657)
藩祖鍋島直茂の長男で慶長12年(1607)、徳川家康の命により龍造寺高房の跡を承け佐賀藩初代藩主となり、名実ともに鍋島氏佐賀藩の成立をみる。室は戸田民部少輔勝隆娘(秀吉養女)、継室は岡部内膳正長盛の娘菊姫(家康養女/高源院/1588-1661)。慶長から寛永にかけて長男元茂・五男直澄・九男直朝をそれぞれ小城・蓮池・鹿島に封じ、三家をたてた。在任中に天草・島原の乱(1637~38)がおこり勝茂自ら出陣し、佐賀藩勢が原城跡本丸一番乗りの武功を挙げるも、軍令違反として乱後に閉門処分を受けた。寛永19年(1642)から長崎御番(長崎警備)を命じられ、以後11代藩主鍋島直大まで続いた。従四位下侍従信濃守に叙せられる。法名は泰盛院殿澤圓良厚大居士。